今年最後のモーニングセミナーです。

かっちゃん

2008年12月16日 01:29

今年最後の沼津市倫理法人会のモーニングセミナーです。

先日、今年の漢字として「変」という文字が選ばれました。

皆さん、世の中はどのように変わっていると思われますか?

その昔、かの三島由紀夫は、

「日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであろう」

という言葉を48年前に記しています。

皆さん、どう思われますか?

私は、48年経った今、この三島由紀夫の言葉がどんどん重くのしかかってきているのを感じます。

今の政治状況も世の中の流れも、日本という国を一層空虚なものに、さらにさらに軽いものに変えていっているような気がします。

われわれは何を求めどこへ行こうとしているのでしょうか?
われわれの意志はどこにあるのでしょうか?

57年前の12月14日に亡くなった人物は、日本国の志しを、普遍的・不変的な価値観・行動力を求めていました。

その人の名は、丸山敏雄。

今、わが国、そして世界に必要なものは、共通の行動規範のようなもの。万人が幸福に辿れることができる思考・行動の基準。

彼は、それを「倫理」と名づけ、多くの人々に伝えるべく、行動を起こしました。倫理運動を始めました。

われわれ、倫理法人会のメンバーは、彼の考えを学び行動に移すことで、自らの行動を律し経営や日々の営みにおける迷いを払拭させています。

「万人幸福の栞」という、彼が自らの命と引き換えに、過った道へ坂道を転げ落ちるように下っていく日本および日本国民を救うべく、まとめた行動規範があります。

われわれはその規範を反芻して、自らの行動や考え方の誤りに気づかされます。

宗教でなく、ある意味、科学的な道理的な行動規範は、今日のような暗中模索に陥った世界の流れの中で、軸がぶれない普遍的な(不変的な)光明を見出すことができます。

今年は、沼津市倫理法人会の会長を拝命してから、生活が一変いたしました。そういう意味では、私の生活においては、まさしく「変」だったわけですが、この「変」は大変すばらしい「変」でした。
拝命した9月から、様々な刺激を通して、多くの気づきを得ることができました。

沼津市倫理法人会の会員の皆様に、深く深く感謝する次第です。

どうもどうもありがとうございました。

さあ、今日もモーニングセミナーに行ってこよっと。

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