本当に日本の株、世界の株はどうなってしまったのでしょうか?
アメリカのサブプライムローンから始まった、この悲観の連鎖は大きなリセッション(世界同時不況)の兆しなんでしょうか?
ま、おそらくその答えは誰も出せないと思います。これこそ神のみぞ知る。運を天にまかせるしかなさそうです。
株式投資をやられている方は、おそらく今は天を仰いでいるでしょう!
おお・・・神よ、どうしてわれをこのように苦しめ給うのか?
でも、ここでわれわれ人類は次の言葉に象徴される叡智ももっていることに気づかなければ・・・・。
曰く。
「相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟する」
まさに、この世に漂う悲観の中にこそ、ひそかに相場が形成されつつあるのかもしれません。長期投資をお考えの諸兄は、まさに今が買いのタイミング??いやいや、私は相場師ではないのでよく分かりませんが、その時機が近づいているように思います。
なんにしましても日本の超低金利の中、また年金事情がいよいよ不透明になりつつある今、やはりわれわれの資産を少しでも守り、または守るべき資産を持ち合わせていない私のような人間でも、今後の蓄えを少しでも積み上げていくためには・・・・・。
やはり投資しかありません。
日比谷公園の設計で知られる本多静六博士の「おカネ」訓をご紹介します。
一、金儲けは理屈でなくて、実際である。
計画でなくて、努力である。
予算でなくて、結果である。
一、絶対安全のみ期していては、いかなる投資にも、手も足も出ない。
一、好景気、楽観時代には思い切った勤倹貯蓄。
不景気、悲観時代には思い切った投資。
博士が1950年に著した「私の財産告白」よりの言葉です。
さらに、博士はこの書の中で、「四分の一貯金法」なるものを紹介しています。
貯金=通常収入×1/4+臨時収入×10/10
この数式が四分の一貯金法。
月給などの四分の一と賞与などの全額を貯金に回し、発生した利子も通常収入として四分の一を貯金に残す。
堅実な生活の勧めとして、「七割五分の生活」として伝えています。
しかし、四分の一貯金は単なる倹約ではなく、投資をはじめるための「雪だるまの芯」(=原資)づくりの意味。
先の書によれば、博士は蓄えたお金でまず私鉄株に投資。その後、投資先はガスや製紙、紡績、銀行など三十以上の業種にわたります。
博士曰く、「それぞれ優良株を選んで危険の分散に心がけた」。すなわち、今で言うポートフォリオ理論です。
博士は25歳のときから四分の一貯金をはじめました。
それに先立つドイツ留学で指導を受けた教授から言われた次の言葉がきっかけになっています。
「財産がなければ精神の独立はおぼつかない」。
われわれも見習いたいものです。(いや、もう皆さんはやってらっしゃるでしょうから、私自身への戒めとしてブログに残しておくことにします。あーあ、がんばろっとヾ(´ε`;)ゝ ふぅ。。。)