今年は太宰治の生誕100周年です
そうそう、今年のもう一つの大きな話題。ま、私にとってのですが。
私が大好きな
太宰治の生誕100周年であります。
私は、昔、何かしょげたことがあると、よく三鷹の禅林寺に行って、太宰のお墓の前で、一人、太宰と何時間も会話しておりました。
私が一人の小説家に熱中して、その人の全作品を読み漁った、最初の作家でした。
当時、私が書く小説もどきや様々な文章はすべて太宰に影響されていました。今でも彼の作品が大変好きであります。
太宰は今でも本当に多くのファンがいます。
もう死後60年も経っているのに、いまだ多くのファンがいます。それも若いファンがどんどん誕生しています。
こんな作家はいないのではないでしょうか?
そして、ファンの多くは自分と大変近い存在に、太宰を置いています。
私もすごく熱中していたころは、太宰くんは、常に自分の隣にいました。そして、その太宰君と一緒に、「津軽」を一人旅し、そのころはまだ生存中だった、太宰の乳母、越野たけに会いに行ったこともあります。(もちろん、彼の小説「津軽」を読みながら)
太宰は私のこれまでの人生に少なからぬ影響を及ぼしています。
その彼の生誕100周年。
僕の心の一琴線が共鳴しています。また、時間があれば禅林寺に行ってみますか。彼の誕生日の6月19日は多くのファンがいるだろうから、他の日にしようっと。
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