罪作りの肯定論(?)Ⅲ
第1話 →
http://katsu.i-ra.jp/e816.html
第2話 →
http://katsu.i-ra.jp/e840.html
さて、どうして、この善、普通、悪の構図は、至る所にあるのか?
ちょっと考えると、わかりますよね。ある意味、当然と言えば当然のことなんですが。
すなわち、
これは自分自身の心理状態なんだ、ということなんです。
即ち、結局この世の中は、自分自身の心象風景なんですから。
自分の心の中に、善、普通、悪の構図はあるわけですから。
従って、このように考えると、次のことは大変よく理解できます。
それは、よく組織論で言われること。
「悪玉を排除しても、必ずその組織の中で、新たな悪玉が生まれてくる」。
当たり前ですね。自分の心の中の悪玉は決してなくなりませんから。
悪玉を増やしたり、減らしたり、はできるでしょうが、無くすことはできないですよね。
つまり、
悪玉とうまく付き合わないと生きていけない、ということです。私は、それが自然のバランスだと思っています。
古来から、わが日本国民は、このバランス感覚を非常にうまく調整できる民族であったと思います。現在もそして未来もそうであったらよいと思いますが・・・どうでしょうか。
さて、このようにとらえると、ひとつ困ったことが出てきます。
どうしましょう?
(つづく) 第4話 →
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