白骨の章

2007年07月31日

ちょっとしぶいお話で。

私は、経営者になってからお付き合いの関係もあり、様々な方々のご葬儀に参列することがあります。

あるご葬儀に参列した時、そこで、はじめて浄土真宗本願寺の蓮如上人の「白骨の章」を聞きました。すごく感動し、落涙しましたので、以下に写経ならぬ写文します。



「夫(それ)、人間の浮生(ふしょう)なる相を、つらつら観ずるに。

おほよそはかなきものは、この世の始中終(しちゅうじゅう)、まぼろしのごとくなる一期(いちご)なり。

されば、いまだ萬歳(まんざい)の人身をうけたりといふ事をきかず、一生すぎやすし。

いまにいたりてたれか百年の形体(ぎょうたい  ただ、本当は骨へんに豊かという字です。)をたもつべきや、我やさき、人やさき、けふともしらずあすともしらず。

おくれさきだつ人は、もとのしづくすゑの露よりもしげしといへり。

されば、朝(あした)には紅顔ありて、夕(ゆうべ)には白骨となれる身なり。

すでに無常の風きたりぬれば、すなわちふたつのまなこたちまちにとぢ、ひとつのいきながくたへぬれば。

紅顔むなしく変じて、桃李(とうり)のよそほひをうしなひるときは、六親眷属(ろくしんけんぞく)あつまりて、なげきかなしめども、更にその甲斐あるべからず。

さてしもあるべきことならねばとて、野外におくりて夜半(よわ)のけむりとなしはてぬれば。

ただ白骨のみぞのこれり。

あはれといふも中々をろかなり。

されば人間のはかなき事は、老少不定のさかひなれば。

たれの人も、はやく後生の一大事を心にかけて。

阿弥陀仏をふかくたのみまゐらせて、念仏まうすべきものなり。

あなかしこあなかしこ。」



すごい文章ですね。本当に深い深い・・・・。

とくに、「ただ白骨のみぞのこれり。」「あはれといふも中々をろかなり。」というところで、はからずも落涙いたしました。

そして、この文章のすごいところは、この文を聞いた人の心理の変化を、まるで仏の御導きよろしく教えているところだと思います。

私は、「生身ひとつで生き抜く勇気・気迫」みたいな感性を得ました。

ただ、すぐ忘れるでしょうけどねそれも、ひとつの無常ということでいや、やっぱり言い訳でしょうか・・・・とほほ

よろしかったら参考にしてください。

なお、上記の文の口語訳は、さきほど探しましたら、以下のページに掲載されていました。

http://www.hokuriku.ne.jp/~yabumoto/yabuhp/10.htm



ではまた。

白骨の章


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Posted by かっちゃん  at 14:04 │Comments(3)生き方

この記事へのコメント
読ませて頂きました。
これは母がなくなったときにお坊さんから
聞きまして知っていました。
私は生とか死とかいうことに、大変心が動きます。
これはもう趣味とも思えるほどで、毎日
読み漁っています。
好きなんです。精神世界が!
Posted by 山の辺 女将 at 2007年08月03日 17:57
山の辺女将様、どうもコメントありがとうございます。

白骨の章の高次元の諦念感(さとりというのかもしれませんが)というのは、人の心を安らかにさせる働きがあるような気がします。

ただ、なかなか生身の人間は、欲の塊であって、この境地には至らない、というか、この境地は届かないものであるから、人は求めていくのかもしれませんね。

自分の一生をうまく生きていくということは、今更のように難しいものですね。

清濁すべて、業のすべてをあわせのむ・・・・・いやはや袋小路に入ってしまったような感じです(^^;

ではまた。
Posted by かっちゃん at 2007年08月04日 17:36
 
かっちゃん様
私も人一倍欲望はあります。
儲かること大好きですけど、それに反比例するほど、又 聖なるものに惹かれます。

二つのものを、握り締めているので
なかなかキリストやお釈迦様の言われるように、すっきりしない所で毎日ジタバタしています。
喜劇のようでもあり、何かおかしいですね。
Posted by 山の辺 女将 at 2007年08月05日 08:46
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