勝つためには五つのポイントがある 孫子の兵法
2007年07月16日
孫子の兵法です。
孫子は、勝つためのポイントとして、統率に関する次の五項目を挙げている。
すべてマネジメントの問題、いわゆる人の問題である。
1.戦うべきと戦うべからざるとを知る者は勝つ
トップの意思決定が第一。
情報(彼を知り己を知る)と七計(以下に記す)にもとづく判断力。
七計とは
主、いずれが道あるか、将、いずれが能あるか、
天地、いずれが得たるか、法令、いずれが行わるるか、
兵衆、いずれが強きか、士卒、いずれが練れたるか、
賞罰、いずれが明らかなるか、
われ、これをもって勝負を知る。
①トップは、どちらが明確な方針をもっているか。
②指導部は、どちらが有能か。
③時機および状況は、どちらが有利か。
④管理は、どちらが行き届いているか。
⑤第一線の働き手は、どちらがやる気をもっているか。
⑥中間リーダーは、どちらが経験を積んでいるか。
⑦業績評価は、どちらが公平的確に行われているか。
2.衆寡の用を識る者は勝つ
兵力に応じた運用法、つまりもっとも効率的な戦い方をすること。
3.上下の欲を同じうする者は勝つ
全メンバーの意思を同方向に向ける目標が設定されていること。
この言葉は、ふつう「君主と国民とが心を一つにすること」というように理解されている。
だが、君主と国民が「心」を一つにすることなど、できるはずがない。
それは、上司と部下、トップと社員、リーダーとメンバーの関係にしても同じであって、人は立場によって、それぞれの思惑を持っているのが当然である。
孫子は精神主義者ではなく、漠然と「心を一つにせよ」といっているのではない。
「欲」を同じくせよといっているのである。「欲」とは「・・・・・したい」ということである。
人によってちがう「心」を完全に一致させることは、夫婦、親子でもむずかしい。
しかし、ある特定の目標にむけて「・・・・したい」という欲望を一致させることはできる。
共通の目標を設定することは、共同行動の前提であり、それが成功の大きな条件となる。
組織を動かすリーダーは、メンバーの「心」をまるまる自分と同じようにしようなどという大それたことを考えるよりも、全員が参加し、やる気を起こすような目標を見出すことに力を注ぐがよい。
「意」は、やはり「心そのもの」ではなく、「心の向かう方向」のことである。
4.虞をもって不虞を待つ者は勝つ
「虞(ぐ)」は事前に万全の対応策を練ること。
つまり不確実性への対応であり、あらゆる可能性を仮定して、それに応じた代替策を作成しておくべき。
5.将、能にして、君、御せざる者は勝つ
有能な将を任命したら、これを信頼し、細かく干渉してはならない。
日露戦争に際し満州軍総司令官に任ぜられた元帥大山巌は、智将児玉源太郎を総参謀長に起用すると、作戦はすべて児玉にまかせた。
遼陽の会戦のときなど、ロシア軍の砲弾が司令部の近くに落下するほどで、児玉以下、必死になって作戦を練っていたが、隣室で寝ていた大山は悠然と顔を出し、「今日も戦争はごわすか」といったという。
児玉は思う存分力を発揮することができた。
神経質で、なんでも自分でやらなければ気がすまない上司の下では、部下はやる気を失ってしまう。
委ねた以上は思いきってやらせることだ。
これは決して「無責任」がよいということではない。
大山巌は実は緻密な人間であり、もちろん大綱をつかんでいたのである。
権限委譲は、組織管理において、古くて新しい今日的テーマである。
今までのバックナンバー
http://katsu.i-ra.jp/e4050.html
http://katsu.i-ra.jp/e4082.html
http://katsu.i-ra.jp/e4115.html
http://katsu.i-ra.jp/c138.html
孫子は、勝つためのポイントとして、統率に関する次の五項目を挙げている。
すべてマネジメントの問題、いわゆる人の問題である。
1.戦うべきと戦うべからざるとを知る者は勝つ
トップの意思決定が第一。
情報(彼を知り己を知る)と七計(以下に記す)にもとづく判断力。
七計とは
主、いずれが道あるか、将、いずれが能あるか、
天地、いずれが得たるか、法令、いずれが行わるるか、
兵衆、いずれが強きか、士卒、いずれが練れたるか、
賞罰、いずれが明らかなるか、
われ、これをもって勝負を知る。
①トップは、どちらが明確な方針をもっているか。
②指導部は、どちらが有能か。
③時機および状況は、どちらが有利か。
④管理は、どちらが行き届いているか。
⑤第一線の働き手は、どちらがやる気をもっているか。
⑥中間リーダーは、どちらが経験を積んでいるか。
⑦業績評価は、どちらが公平的確に行われているか。
2.衆寡の用を識る者は勝つ
兵力に応じた運用法、つまりもっとも効率的な戦い方をすること。
3.上下の欲を同じうする者は勝つ
全メンバーの意思を同方向に向ける目標が設定されていること。
この言葉は、ふつう「君主と国民とが心を一つにすること」というように理解されている。
だが、君主と国民が「心」を一つにすることなど、できるはずがない。
それは、上司と部下、トップと社員、リーダーとメンバーの関係にしても同じであって、人は立場によって、それぞれの思惑を持っているのが当然である。
孫子は精神主義者ではなく、漠然と「心を一つにせよ」といっているのではない。
「欲」を同じくせよといっているのである。「欲」とは「・・・・・したい」ということである。
人によってちがう「心」を完全に一致させることは、夫婦、親子でもむずかしい。
しかし、ある特定の目標にむけて「・・・・したい」という欲望を一致させることはできる。
共通の目標を設定することは、共同行動の前提であり、それが成功の大きな条件となる。
組織を動かすリーダーは、メンバーの「心」をまるまる自分と同じようにしようなどという大それたことを考えるよりも、全員が参加し、やる気を起こすような目標を見出すことに力を注ぐがよい。
「意」は、やはり「心そのもの」ではなく、「心の向かう方向」のことである。
4.虞をもって不虞を待つ者は勝つ
「虞(ぐ)」は事前に万全の対応策を練ること。
つまり不確実性への対応であり、あらゆる可能性を仮定して、それに応じた代替策を作成しておくべき。
5.将、能にして、君、御せざる者は勝つ
有能な将を任命したら、これを信頼し、細かく干渉してはならない。
日露戦争に際し満州軍総司令官に任ぜられた元帥大山巌は、智将児玉源太郎を総参謀長に起用すると、作戦はすべて児玉にまかせた。
遼陽の会戦のときなど、ロシア軍の砲弾が司令部の近くに落下するほどで、児玉以下、必死になって作戦を練っていたが、隣室で寝ていた大山は悠然と顔を出し、「今日も戦争はごわすか」といったという。
児玉は思う存分力を発揮することができた。
神経質で、なんでも自分でやらなければ気がすまない上司の下では、部下はやる気を失ってしまう。
委ねた以上は思いきってやらせることだ。
これは決して「無責任」がよいということではない。
大山巌は実は緻密な人間であり、もちろん大綱をつかんでいたのである。
権限委譲は、組織管理において、古くて新しい今日的テーマである。

今までのバックナンバー
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イチローのWBCへの思いにすごく惹かれるものを感じます
オバマ氏の勝利宣言(歴史に残る名演説)
わが人生を語ってまいりました
日本の教育が変わる!(2人の巨人が出会った日!)
ライフノート(デスノートじゃないよヾ(´▽`;)ゝ)
大切な人へ
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